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2つの運賃見積もりを比較する方法 同じ条件で総額を確認

Suaid Global Editorial リサーチ&コンテンツチーム 編集方針

概要: 運賃見積もりは、同じ貨物と業務範囲にかかる費用を合計して比較します。安い方を選ぶ前に、輸送ルート、課金単位、日付、対象外の費用をそろえましょう。以下の架空の計算例では、見積もりBがUS$659、見積もりAがUS$727です。Bは海上運賃の単価が高くても、総額ではUS$68安くなります。必要な費用の金額が未提示なら、まだ総額を比較できません。

2026年10月12日 · 6分で読了
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2つの運賃見積もりを比較する方法 同じ条件で総額を確認

両方の見積もりの前提をそろえる

両社に同じ貨物条件書を渡します。品目、最終梱包後の寸法、総重量、荷扱い単位、特別な取扱いの要否を記載してください。集荷先と配送先の住所、出荷準備完了日、希望する納品期間も含めます。DHLの運賃見積もりガイドは、重量、寸法、輸送ルート、輸送手段、追加サービスを料金算定の情報として挙げています。

売買契約の条件と輸送業務の範囲は、別々の欄に記録します。ICCの説明によると、Incotermsの規則は売り手と買い手の作業、費用、リスクの分担を定めます。購入時のIncotermsだけでは、フォワーダーの見積金額に何が含まれるかをすべて把握できません。適用する版と指定地を記録したうえで、各社に業務の開始地点と終了地点を明記してもらいましょう。

CBM計算機で容積を確認するときは、梱包後の寸法を使います。一方が単体のカートン、もう一方がパレット積みを前提としている場合は、総額を比較する前に両方の見積もりを取り直してください。

業務範囲と費用を1つの表にまとめる

計算例:以下の金額はすべて、比較方法を説明するために設定した架空の数値です。実際の相場、顧客の貨物、Suaid Globalの見積もりではありません。

両方の見積もりは、2.4 m³、480 kgの貨物をLCLで、同じ出発地のコンテナ・フレート・ステーション(CFS)から同じ仕向地CFSまで輸送するものです。貨物条件書には両施設の名称と住所を記載しています。この演習では、その範囲で必要な費用をすべて下表に示しています。

比較項目見積もりA見積もりB
貨物と輸送ルート同じ2.4 m³、480 kgの貨物。出発地CFS Aから仕向地CFS Bまで同じ貨物・施設
購入条件同じIncoterms、版、指定地同じ購入条件
業務範囲CFSからCFSまで。下記の荷役と書類作成を含む同じ範囲
輸送ルートと所要日数同じサービス、輸送ルート、所要日数の見込みを想定同じ条件。納品保証は想定しない
見積日と有効期限日付をそろえ、予定の出荷に有効であることを確認同じ条件
出荷準備完了日と締切同じ出荷日。各締切を確認済み同じ条件
通貨と支払条件USD。同じ支払条件を想定USD。為替換算は不要
契約上の課金基準m³と総重量のメートルトン数のうち大きい方。最低1単位同じ仮定
課金数量重量・容積基準で2.4単位重量・容積基準で2.4単位
1単位あたりの海上運賃US$80US$110
海上運賃2.4 × US$80 = US$1922.4 × US$110 = US$264
出発地荷役費用1出荷あたりUS$1201出荷あたりUS$120
仕向地荷役費用1出荷あたりUS$3601出荷あたりUS$230
書類作成費用1出荷あたりUS$551出荷あたりUS$45
集荷と最終配送今回の比較の対象外同じ費用を対象外とする
通関と関税・税金今回の比較の対象外同じ費用を対象外とする
保険と例外的な保管費用今回の比較の対象外同じ費用を対象外とする
定めた範囲の合計US$727US$659

課金数量はmax(2.4, 480 ÷ 1,000, 1) = 2.4単位です。Aの合計は192 + 120 + 360 + 55 = 727、Bの合計は264 + 120 + 230 + 45 = 659です。

Bは海上運賃がUS$72高い一方、仕向地荷役費用がUS$130、書類作成費用がUS$10安くなります。差し引きでUS$68の節約です。これは明記したCFS間の業務の比較であり、倉庫への搬入までの総費用ではありません。

この例では、両方の見積もりの最低課金数量を1単位と仮定しています。Danmarの運送約款・料金規則を見ると、各見積もりの課金方法を確認する必要性が分かります。そこに記載された規則は、その運賃表に適用されるものです。実際の見積もりごとに、最低課金数量、端数処理の方法、段積みできない貨物の扱いを確認してください。

未記入の費用と一括料金の内訳を確認してから決める

費用の記載漏れで、比較結果は変わります。Bに海上運賃US$264、出発地荷役費用US$120、書類作成費用US$45が記載され、仕向地費用は「後日提示」となっている場合を考えましょう。判明済みの小計はUS$429です。仕向地費用は未確定のままで、まだ総額を比較できません。仕向地費用US$230が確定して初めて、総額はUS$659になります。

公開されている料金でも、こうした区別があります。Maerskの料金ページには、表示されたLCL海上運賃とは別に、出発地と仕向地の両方で現地費用がかかると明記されています。

各費目を「個別に金額提示」「一括料金に含む」「対象外」「条件付きで発生」「未確定」に分けます。一括料金に含まれる費用は、どの一括料金に含まれるかを記載し、二重に加算しないようにします。対象外のサービスが比較上必要なら、その金額を確認して該当の見積もりに加えてください。特定の場合にだけ発生する費用は、発生条件と単価を独立した行に記録します。

通貨が異なる見積もりでは、提示された金額と換算後の金額を並べて表示します。使用した為替レート、出典、日付に加え、提示された為替換算手数料を記録してください。請求時の為替レートが変わる可能性も確認しましょう。予算に使ったレートで、最終請求額が固定されるわけではありません。

各費用の意味は、フォワーダー費用ガイドで確認できます。会社自体を確認する際は、フォワーダーの選び方ガイドを参照してください。

不足している情報を依頼する文面

添付の見積書を当社の貨物条件書に合わせて修正し、以下の点をご確認ください。

  • 梱包後の寸法、総重量、荷扱い単位、貨物の詳細が同じであること。
  • 出発地・仕向地の具体的な施設、輸送ルート、含まれるサービス。
  • 各費目の通貨、課金単位、数量、最低課金数量、端数処理の規則。
  • 一括料金に含まれる費用、個別に金額を提示する費用、対象外の費用、条件付きの費用、未確定の費用の区別。
  • 仕向地費用を含め、必要なサービスのうち金額が未提示のもの。
  • 見積日、有効期限、出荷準備完了日、各締切、輸送所要日数の見込み。
  • 支払条件、為替レートの適用条件、請求までに変更される可能性のある費用。

対象外の費用と条件付きの費用を別に示したうえで、この業務範囲の修正後の総額をご提示ください。

更新された見積書を比較表と一緒に保管し、各金額の出典を確認できるようにします。運賃見積もりを依頼する際も、比較に使ったものと同じ貨物条件書と業務範囲を送ってください。

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